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なんでさっさと撃たない『トラップ・ガール 美しき獲物』

トラップ・ガール 美しき獲物

おおかたB級映画扱いされている本作は、ホラーなのかサスペンスなのか、はたまたその折衷型なのか微妙。サスペンスとしては、最後の最後に明かされるオチには賛否両論あり、ホラーとしてみたら、そこまでエグくない感じ。予習もなにも必要とせずに鑑賞できます。

でも、多くのレビューで書かれているほどひどい映画でもありません。主人公のアナベル・デクスター・ジョーンズは、ショートパンツで走り回って、敵から逃げては、機会をみて反撃を繰り返して映画は終わります。いわゆる鬼ごっこ系のストーリーです。

最後に勝つのは、正義か悪か、いや、主人公が勝つのか負けるのかといった点にどうしても集中てしまいます。結論は、主人公にとっていい終わり方をしていないところは、監督の工夫でしょう。そのため、エンディングに、新しい味を発見したような驚きを感じなかった人にとっては、まさにB・C級映画ということになります。

ホラー仕立てにするには、主人公の裸を登場させるのが定番ですが、本作ではアナベル・デクスター・ジョーンズの裸は一切出てきません。セクシーなシーンがあるとすれば、上半身の下着をチラ見せして、川を筏で下るところあたりですが、別になんてこともない場面で、色気を感じるところでもありません。

アナベル・デクスター・ジョーンズは若い世代に人気のある女優で、作品ではその美貌と容姿を活かした役柄より、美しい顔は傷まみれ、長い手足は擦り傷とアザだらけにされてしまう役柄が多いような気がする。

しかし、アナベル・デクスター・ジョーンズの地姿が美しいので、多少のあざや、傷ぐらいでは不細工にはならないのがうらやましいところ。

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ストーリー

米国ウエストバージニアのワチャトミー渓谷へ、アカジカの写真を撮影に来ていた女性写真家のハーパーは、森の中で残虐な拷問の現場を目撃します。
警察署へ通報に向かったハーパーですが、何者かに拉致、監禁されてしまいます。

野蛮人丸出しの、性欲より暴力に突っ走る複数人の男に、つるし上げられ殺されかけたハーパーですが、隙を見て、その場から逃亡することに成功します。

男たちはハーパーを追いかけるが、ハーパーは逃げるだけでなく、折を見て反撃を開始します。やられるのはハーパーではなく、男たちkの方で、次々にその数が減っていきます。

最後まで生き延びてハーパーは渓谷を抜け出せるのでしょうか。

みどころ

VOD の観賞用の動画としての見どころです。

主演のアナベル・デクスター・ジョーンズがキタナイ格好をしても、それなりに美しく見えるのは、さすが映画、スタイリストの腕がいいということなのか、アナベル・デクスターだからそうなのか、意見は分かれそうです。決して汚い感じは見えない容姿に、異様なまでの反撃力を備えた女性写真家ハーパー(アナベル・デクスター・ジョーンズ)のアクションはいい感じです。

ストーリーとしては、男どもの敵が女性のハーパーに暴力をふるい、女性は逃げるという流れです。その暴力は性暴力の方ではなく、殴る、蹴る、どつく、締め上げる、吊るし上げるの命の危険を伴う方のやつです。

そんな暴力をいきなり行使してくる複数人の男を、いっぱしの女性写真家がどう切りこなすかが、この映画で描かれているところです。で、何のことはない、一人ずつ、不意打ち、罠をかけるなど技を駆使して男を倒し、ラスボスにたどり着き、最終バトルが始まります。

アナベル・デクスター・ジョーンズ好きにはいい映画

アナベル・デクスター・ジョーンズ

アナベル・デクスター・ジョーンズはその美貌に似合わず、変顔ネタのようなものをよくやりますが、本作品では女を武器にしたようなシーンはありません。小汚いシャツショートパンツにブーツといった、米国中西部ではよくある格好で動き回ります。肌の露出は控えめで、美脚ぐらいしかそういう意味での映像はありません。

主人公が、いかんせん、イカれている環境にはイカレ女として対処できる女性役なので、演じるキャラクターの性格やお人よし感のようなものは表現されません。ストーリーの大半の映像は、アナベル・デクスター・ジョーンズを映していますので、ファンにはいい作品だと思います。

ツッコミどころ満載

まず、邦題のダサさです。『トラップ・ガール』って何ですか。しかも、『美しき獲物』って副題までくっつけて、C級感丸出しにしています。アナベル・デクスターはガールという印象はありますが、映画の中身は、ガールというか狂犬感のあるヤバイ女という感じです。ここは原題そのままの『ravage ラビッジ』で良かった気がします。アナベルで釣ろうとしていることがスケスケのタイトルは、イマイチですね。

いきなり撃つ、イカレ具合は最高

アナベル・デクスター=ジョーンズ

序盤でハーパーが車ごと、男たちに捕らえられてしまうシーンで、ラスボスになる男が言い放ちます。

車から出て来いよ。オレと素手で殴り合おうぜ

ハーパーは身に恐怖を感じ、同この場をどう切り抜けるか判断しないといけません。ハーパーは自分がいきなり閉じ込めら車のドアを開け、ヤバそうなやつに銃の照準あわせ、いきなり銃を撃ち敵一人を射殺します。

cそして隙を見て逃げて、進撃しながら、敵の男を一人ずつ始末していきます。

なぜ、さっさと撃たない

ラストで拷問男のラスボス(ラベンダー)と殴り合い格闘する際、動きを封じられてしまいました。絶体絶命の待っ最中、ラベンダーの腰から銃を奪い取り、九死に一生を得ます。当然、今まで、圧倒的に不利だったハーパーは、銃を奪い、形勢逆転となるはずなのですが、そこで銃を撃ちません

すでに敵相手は狂信的でイカレており、説得無用、機会があれば射殺してしまわないと次はどうなるか容易に想像ができます。この状況では、優勢になれば発砲するのが当たり前です。

でも、ハーパーはやってしまいます。イタイことを。撃たずに、ダラダラと能書きや恨み言を垂れ始めます。「」そして、再度形勢逆転され、観客をだれさせてくれます。デューク東郷に言わせれば、素人丸出しの命を失うミスです。

最後は警察に保護されて終わるのですが、先ほどまで文句なしの美貌は、皮膚がただれてひどいことになっています。

その皮膚のただれ具合は、爆薬でやけどしたのかと思いきや、そうではないんだよというのが映画のオチでした。90分ほどの内容なので、お暇なときにどうぞ。

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