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犯人が分かっても楽しめる『ユージュアル・サスペクツ』

ユージュアル・サスペクツ

米国で1996年に劇場公開された犯罪・サスペンス映画、監督はブライアン・シンガーです。公開当初は低予算映画の傑作という印象がありますが、現在同じ配役でオファーすればバカ高い出演料になることが想像に難くない顔ぶれがキャスティングされています。

公開当初から数えきれないくらい私は診ています。サスペンスモノのオチも知っていて二度見る必要がないのがないタイプのサスペンス作品なのですが、何か感じるものがあります。

あらすじ

船舶の炎上事故を調査していたクイヤン捜査官は、尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。

6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放された後、協力して宝石強奪を決行したが、それには元締めがすべて計画して、犯罪者をうまく使ったというウラがあった事実が見えてくる。

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謎解きを楽しもう

ブライアン・シンガー監督らしく、伏線はシンプル、ネタ見せもほんの僅かに作られてるので、楽しむためにリモコンのポーズボタンと巻き戻しは徹底活用しましょう。

シーンに時々出てくる金アイテムに着目

金時計や金のライター、光り物をつけている男が「カイザー・ソゼ」という設定です。

拳銃を横向きに発射するのは?

ユージュアル・サスペクツの意味は?

ユージュアル・サスペクツは英語で Usual Suspects、常連の容疑者という意味ですが、何か犯罪が起きたら、真っ先に疑ってかかるべき野郎ども、つまり犯罪者前科者って意味です。

カイザー・ソゼって何なの?

伝説の犯罪者として「カイザー・ソゼ」という名前が作中に何度も出てきますが、トルコ語で「おしゃべり野郎(王様)」とかいう意味だそうです。ヴァーバル・キントは「口だけ番長のキント」とか言う意味なので、伏線なんですね。トルコ語は全く知識がないので、そんな伏線気づきませんでした。

キャストは?

ガブリエル・バーン(キートン・元刑事役)

ガブリエル・バーン

元刑事で、殺しも盗みも確実に決断できる犯罪者、キートン役を演じるのがガブリエル・バーンです。何度も元同僚に逮捕されつつも、シャバに戻ってこれるのは恋人イーディ弁護士の尽力だという設定です。

ガブリエル・バーンはアイルランド・ダブリン出身で、よくイギリス出身の役者として紹介されます。本作品『ユージュアル・サスペクツ』では間違いなく主演なのですが、ケビン・スペイシーに全部持っていかれた感がありますね。

でも、ガブリエル・バーンの渋い演技は他の役者では出せない、いい味です。
トリビアネタとしては、神学校に入り宣教師を目指していたというのがあります。
ただ、喫煙か何かで学校を追い出され、考古学者や中学校のスペイン語教師をやったりと、役者は30歳手前で始めたそうです。

学業ドロップ・アウト系の役者ですが、神学校に入るくらいですからかなりのエリート、地頭もいいと思います。そのため、役柄を選ぶのか、何でも演じてやるってタイプではなさそうです。

スージー・エイミス(キートンの恋人で弁護士役)

スージー・エイミス

犯罪者キートンを守る弁護士で恋人役です。ひたすらキートンに尽力する役ですが、最終的にはカイザー・ソゼに殺害されてしまいます。

若いころはモデルとして活躍しただけあって、還暦を過ぎてもその美貌は健在の様です。彼女は1999年に女優業を引退して、『アバター』で有名な監督、ジェームス・キャメロンの夫人です。現在はプライベート校のオーナーとか、主婦業以上に経営者としてスーパー・ウーマンしてるようです。

ケビン・スペイシー(バーバル・キント、手足に障害がある詐欺師役)

ケビン・スペイシー

手足に障害がある詐欺師の役をやるるのが、当時無名に近いケビン・スペイシーです。

詐欺師役なので、即興で詐欺サギ物語を作り出さなければなりません。役者は台本を頭に入れて演じるだけだと思いがちですが、台本通りにセリフを、アドリブっぽく演じるのは、相当の実力が必要です。

ケビン・スペイシーを有名にしたのは、間違いなく本作『ユージュアル・サスペクツ』です。ニューヨークの名門ジュリアード音楽院で演劇学を修めた、この道のエリート俳優ですね。

私生活では沢山トラブルがあねようですが、その演技力はずば抜けている感があります。本作『ユージュアル・サスペクツ』では、ただのチョイ役かと思わせつつ、最後まで重要な役を演じ続けるという、作品の出来に直結するキモを担っています。

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