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Netflix 映画

[Netflix]地獄に堕ちるわよ

地獄に堕ちるわよ

地獄に堕ちるわよ|あらすじ・出演者まとめ【実在モデルの衝撃ドラマ】

2026年4月からNetflixで配信開始された話題作『地獄に堕ちるわよ』は、実在の人物をモデルにしたヒューマンドラマです。占い師(自称作家)として成功を収めながらも、数々のスキャンダルや人間関係に翻弄された女性の波乱の人生を描いています。

あらすじ

物語は、ひとりの女性(細木数子)が“占い”という武器を手に、時代を駆け上がっていく姿を中心に展開します。

若くして才能を見出され、やがてテレビや出版業界で圧倒的な影響力を持つ存在へと成り上がる主人公。しかしその裏では、権力といった欲望に飲み込まれ、周囲との関係は次第に歪んでいきます。

成功の裏に潜む疑惑、裏社会との関係、そして愛した男たちとの複雑なドラマ――。

華やかな表舞台と、危うい裏側を行き来しながら、「人はなぜ欲望に支配されるのか」を問いかける作品です。

実在の占い師をモデルにしたストーリーであり、17歳から晩年までの激動の人生が描かれています。

見どころ

本作の魅力は、単なる成功物語ではなく「光と闇の両面」を創作と言いながらも、描いている点です。

  • 成功者の裏にある孤独執着
  • 愛と支配が入り混じる人間関係
  • メディアとカリスマの危うい関係

視聴者は主人公に共感しながらも、その選択に疑問を抱く――そんな“倫理的に揺さぶられる”構造が特徴です。疑問の方は新人作家がえぐるように描写されます。

主な出演者

  • 戸田恵梨香(主人公:細木数子)
  • 伊藤沙莉(魚澄美乃里:細木数子の謎に満ちた過去を追う新米作家)
  • 生田斗真(堀田雅也:細木の愛人ヤクザ)
  • 三浦透子(島倉千代子、有名紅白歌手)
  • 石橋蓮司(安永正隆:細木が勝手に師匠にしている占い師)
  • 杉本哲太(滝口宗次郎:細木をカモる悪いヤクザ)
  • 細川岳(細木久雄:細木の弟)
  • 富田靖子(細木みね:細木の母親)
  • 奥野瑛太
  • 田村健太郎
  • 中島歩
  • 市川実和子
  • 高橋和也

豪華キャスト陣が、昭和〜平成をまたぐ濃密な人間ドラマをリアルに演じ切っています。

戸田恵梨香細木数子の体格が違いすぎるのが少々違和感がありましたが、戸田恵梨香の演技が見ごたえたっぷりなので最後まで楽しめました。晩年の細木数子氏が放っていた独特の毒々しい重いオーラは、若造の戸田恵梨香にはまだ出し切れないようですね。私は毒々しいオーラを期待していたわけではないので、本作ぐらい軽い晩年の細木氏の方が心地よかったです。細木氏も若いころは戸田恵梨香と同じくスレンダーだったということだと理解しましょう。

役柄でうまいなと思ったのは、富田靖子ですね。細木数子の母親役ですが、まだ若い役者かと思いますがココまで老人の役がはまってしまうと、今後こんな役しかやらないのではと危惧しますね。『アイコ十六歳』の富田靖子ですよ。本物はあんなに老けてませんからね。富田靖子はママの役は今でも余裕でやれると思います。個人的に老人の役より、悪女役が見たいです。

石橋蓮司はいつもながら脇役になるのですが、芸能界に絶対必要な役者の一人ですね。今回もボケ老人を演じて絶品でした。

伊藤沙莉は私はよく知らないのですが、元新聞記者の福島香織氏に似すぎていて、作家というよりジャーナリストに見えてしまってストーリーを追ってしまいました。

まとめ(建前)

『地獄に堕ちるわよ』は、成功者の栄光だけでなく、その裏に潜む欲望破滅を描いた濃密な人間ドラマです。でも本当の破滅の部分は描かれてはいません。なんだかんだ言っても、細木数子氏に十分配慮した内容になっています。

本作は、単なる伝記作品モドキではなく、「人間の本質」に迫る心理劇としても見応えがあり、重厚なストーリーを求める人には特におすすめの一本です。

ここからマジ感想でいきます

作品の雑感

Netflixで配信中の細木数子の生涯を脚本した『地獄に堕ちるわよ』、ゲンダイなどの週刊誌をよく読む人は大方、多くの人の記憶通りの細木数子像がドラマで再現されています。でも、遠慮して表現を控えた部分も多いですね。
何をポイントにして視聴するかで評価が別れる作品ですが、個人的には楽しめました。
暗にテレビ局が細木氏とツルんで金もうけに走っている描写があり、特に細木氏を国家主席クラスの来賓扱いする場面などは、既存のテレビメディアでは表現したくない場面でした。

実際の細木像で、幼少期に本当にあそこまで極貧だったのか?

私の知る限り、細木数子氏はプライドが高すぎて
そもそも周囲が意見することのできる相手ではありませんでした。
つまらないお世辞が通じる相手でもなく、話を始めるにしてもお金のにおいをプンプンさせておかないと、普通に無視されてしまいます。
これは、ある種の高級社交の場では、常識的なことで、普通のメガバンクの支店長ぐらいだと足蹴にされてしまうのも、この社会です。メガバンクの支店長って、普通に自営業している人には頭の上がらない権力者ですよ。

そこで、本当に戦争後の東京で、細木氏がドラマに描かれているほど極貧だったのかは微妙です。子供のころから、お金を稼ぐ能力にたけていたという話は何度も聞かされましたが、ドラマの通りかどうかはわかりません。ここは演出が多分に入っているのではと思います。

細木氏の人を篭絡する能力は天下一品

実際の細木氏はおそらく、自分の立ち位置を見定めた上で、この種の上級国民に接していたのだと思うのですが、この接しぶりはプロそのものでした。一瞬で人を見定め、どう接すれば支配者ポジションをとれるのか身体で感じ取れる才女でした。その能力は、努力や苦労で身に着けたものというより、天から与えられたものだと思います。馬鹿は詐欺師にはなれませんので、細木氏をどう表現しようがやり手であることは消せません。

細木氏はすでに他界されていますが、もし石破内閣が誕生した時に生存されていたら、内閣の親玉は誰なのかをすぐさま感じとり、秒で石破を自分の従者兼飼い犬のように使えたと確信できます。石破ぐらいならチョロイと思います。

細木氏は高校中退だけど、なんか文句ある?

ドラマでは細木数子は高校を中退して、そのまま金儲けビジネスに邁進している人物なので、教養に問題があったような演出がされていますが、実際の細木氏はそんなものを十分にカバーできる能力を備えていました。

実社会では、化学や化学、言語学のような学校でそれなりに勉強しなければ身につかないようなものは専門家に任せて、つまりお金で雇い入れて仕事をさせればよいわけですから、金を稼げる細木氏は特別に専門知識を身に着ける必要性もなかったのです。ただし、そのような専門家を使いこなすためには、多少の学問の導入部は詳細に頭に入れておかなければなりません。

細木氏はナイトクラブ経営の経験も豊富ですから、夜の酔い客、時に企業の大物相手にその「導入部」を徹底的に学習していました。そのため、「この無学の女郎が」みたいな態度で接すると、瞬時にオセロゲームのようにポジション逆転になります。要するに、細木数子氏は無学のバカ女どころか(夜の街に出向く)人間のエッセンスを見抜いて素早く刺すスズメ蜂みたいな能力がありました。これは百戦錬磨の手練れのなせる業です。

まわりの多くの人が、細木氏のそのような部分を感じ取りながら、細木氏にモノが言えなかったのは、細木氏にはお金を操る特別なギフトがあったからです。

細木氏の占い師としての能力はすごいのか?

細木数子の占い師としての能力はすごいのかという点は必ず触れておかなければなりません。単刀直入に申しますが、占い師としての能力を「予言を的中させる」という意味で用いるなら、そんなもの細木氏には少しもありません。おそらく世の中の大半の占い師にはそんなものないと思います。細木氏も同様です。競馬ロトだけで生きていけるような能力は、仮にあったとしても門外不出で見世物にするものではないからです。

細木数子氏は「占い師」としてのイメージが強いかと思いますが、くり返しますが、細木氏にノストラダムスのような能力があったわけではありません。でも、夜の店を切り盛りし繁盛させ、毎月膨大な地代を収める能力が細木氏にはありました。生活力の高さは恐るべしです。その能力の応用で、単に人に無料でアドバイスするのではなく、そのアドバイスに価値を持たせ膨大な金脈につなげる能力がありました。

さらっと言いましたが、アドバイスする程度で人から金品をせしめるには、凡人なら、日常社会では弁護士登録して法律相談でもするしか方法はありません。細木氏はそんな回りくどいことをせずそれ以上のビジネスを始めます。責任も生じない、いい加減なアドバイスというか占いをしてもらうために、遠くからカモがネギしょって押し寄せてくるのですから、凡人のできる所業ではありません。ナイトクラブ経営コンサルタント、風俗斡旋コンサルタントみたいなことをやってくれた方が、まだ世の中のためになりそうだったのにとも思います。

細木氏の占いは、そもそも何を占っているのかよくわからないように巧みに仕掛けられ、日本古来から当然にいわれてきたような道徳を、細木氏のキャラクターで語ることにより値打ちを持たせたのものです。このビジネスは昔から芸能界で多用されていますが、多くは二束三文のキャラクターグッズを売る方法です。例えば、握手会で写真集やレコード、CD、タオルなどを売る方法ですが、細木氏は一線をかして、個人相談などという別のジャンルを切り開いたわけです。何の相談をするのかどうかもわからない、占いによる人生相談ってことですね。

もう少しかみ砕いて説明しましょう。
世の中には学校教師というまともな職業があり、細木氏の話している内容はそういった教師が語る内容と大差ありません。内容そのものは、小学校や中学校の教師のほうが深いものも多いです。
しかし、同じ内容を細木氏が一人個人に語る場合は数十万円の価値になり、学校教師が語れば教師の給料内の労働にしかなりません。
学校の教師になるためには、面倒ながらも教育学やらいろいろ学んだうえで、それなりに試験を受けて採用されなければなりませんが、占い師の場合は自称で即日始めることができます。
細木氏が本心を語ったわけではありませんが、本人はわざわざ教師になるために学業をつんで薄っぺらいみみっちい給料をもらうより、占いを始めて巨万の富を築く方がかしこいと考えていたと思います。
一般市民の視点で見れば、細木氏を学校教師にでもしてしまって行動と言動に縛りをかけた方が、国民の健全な経済と精神活動を守れそうと考えそうなものです。中には細木氏を神様のごとくあがめる人もいます。地下鉄でサリンをまいたり、国土交通大臣をコントロールして違法外国人に運転免許を実質無料交付するようなカルト連中より幾分細木氏の方がましだというレベルです。

細木氏の占い師としての能力はいうまでもありませんが、実際のところそんなもの無いに等しいです。巧妙な占い師っぽくふるまう能力には絶妙なものがありましたが、それでも能力がないのに占い師ぶるから詐欺師呼ばわれされたわけです。当たらない占いに何十万円、何百万円も支払う人に問題がないとは言いませんが、細木氏が当たらないと知っていて金品をせしめたのであれば、詐欺にほかなりません。
細木氏がそこらのザコとは一線を画するのは、自分の占いが当たらないことが自他ともに明確になり始めると、一気にテレビなどでエンタメ演出して刑法上の詐欺罪からうまく目をくらましたところです。それでもコンプライアンス問題は残りますが、最終的にはテレビはお金を呼び込むタレントには、特別待遇を欠かしませんので細木氏の威厳は詐欺師といういう汚名だけではそれほど廃れませんでした。
素早く世相の流れに気付いた細木氏は、占い師とは名乗らずに占い本が爆売れした、ミリオンセラーの作家として自己アピールする手法に変えました。このやり方は巧妙で、ベストセラー作家、ミリオンセラー作家といえば山崎豊子氏や東野圭吾氏のような作家を思い浮かべそうな感じですが、その中に書店で細木数子氏の『六星占術』みたいな本が並べられていた時期がありました。ベストセラーかもしれないけれど、それって何か違うだろと皆思っていたのですが、その印税額を聞いたら皆黙ってしまったのを覚えています。

実際の細木数子の脳内の知識

私の知る限り、細木氏は自頭の良い人だったと思います。
一般の人は、大学ごときに入学するために甚大なエネルギーを浪費しますが、細木氏はそんな金にもならない場所で時間をつぶすぐらいなら、現場で働いてすぐに使える知識を身に着けようとする現実派です。この世代の人は、そのような考え方をする人が多かったようですが、その競争率がまだ低い時代であっても、細木氏のような人物は多く輩出されたわけではありません。

細木氏は自分を馬鹿だというような表現をせず、常に「私を誰だと思ってんのよ」というような、完璧なポジションをまず決め、相手を威圧して、自分のペースで物事を推し進める人間ですので、細木氏がカラスは白いといえば、その後の会話ではカラスは黒いとは誰も言い始めることができません。
細木氏がテレビの収録の際、ヤバいことをズケズケ発言して、収録に参加した客は存分に楽しめるのですが、とても放映できるものではありません。一昔前のガーシーの暴露以上のことを平気で発言していました。番組としては収録をボツにすることはせず、その部分を「ピー」を入れて面白おかしくして放送します。そこはいいとして、マジで困ったのが細木氏の知識がモロ間違っていてさすがに放送できないようなことが何度もありました。
放送しないと、細木氏の機嫌を損ねてしまうということで、現場のスタッフ、その周りのの苦労は想像を絶します。
漢字の読み間違い程度なら、可愛くごまかした上で放送もできるのですが、子供でも反論できるような科学的なことを堂々と間違えてドヤ顔されても、さすがに一般放送は無理です。

その中で、細木氏がモロ間違えた知識を披露してしまって、それが放送されてしまった例を紹介しましょう。

2005年当時、有名コメディアンがMCしていたとある番組です。細木氏が料理を披露するという内容で、ふんだんに贅沢な食材を使いまくって家庭料理を作るといった内容です。
その中で、鶏の卵を使うのですが、その卵が特別なものを使いますとかで、「巷の鶏小屋なら24時間明かりをつけて、薬をたくさん注射して、1羽あたり1日2、3個産ませている」みたいなことを発言されました。これが引き金となって、全国で卵の売り上げが一時的に下がりました。普通に小学校の社会見学にでも参加したことがあれば、そもそもこの発言は無学さ丸出しの愚言だとすぐに判断できますが、細木氏はこれを堂々とドヤ顔で言ってしまうので、いったん放送した後の修正は困難を極めます。
番組として不適切だったと謝る程度ならすぐできますが、そんなことしても視聴者は「細木の謝罪はどうしたんだ」と非難するでしょう。そのため、細木氏に番組内で謝罪してもらわないと治まらないのですが、誰も言い出せません。
そこで考え出されたのが、細木氏に卵の売り上げが下がった鶏卵家と対話してもらい、保崎氏の間違った発言を鶏卵家の納得というか和解した場面をカメラに収めて放送するという方法です。
細木氏は鶏卵家から間違った発言部分を指摘されると、すぐさま遮り「私、卵大好きなのよ。個々の卵、全部買い占めるわよ。」みたいな、ごまかしをうまくやってのけ切り抜けます。
これで、一応は落着したのですが、ここでも細木氏は並みの人物ではないことがよくわかります。

芸人であれば、自分が馬鹿だった、馬鹿の知ったかぶりをしてしまったと神妙に反省の場面をカメラに撮ればそれで終わるのですが、莫大な視聴率を稼ぎ出す細木数子にそんなことさせると、本人の機嫌を損ねるだけでなく番組の信頼度も爆下がりになります。テレビ局幹部がそのことをよく思うわけはありません。そのため、例の具策で切り抜けたわけですが、実際には細木氏が謝罪したわけでもなければ、馬鹿さを認めたわけでもないので、解決になったのかどうかすらわからないのですが、これで治まりました。

全国の卵の売り上げが戻ったのは、さすがにあのような馬鹿な発言を真に受ける人はいなかった、よく考えたらあり得ないと判断できた人が普通に大多数になったからだと思います。

占い師について

世の中には「占い師」という職業が存在しますが、名乗るのに国家資格が必要なわけではないので中身はピンキリです。
多くの人は「占い師」だけでは金銭に不自由するので「祈祷師」や「霊媒師」や「人生相談アドバイザー」のような職業とかけ合わせています。もちろんどれも国家資格みたいなものは不要です。要は売り込み方次第ですので、どこの寺に何年修業したとか、チベット仏教の帰依者とか、大学院で教育心理学を勉強したなどのいろいろな補足がつく人が多いですが、仕事そのものに資格や補足はいりません。要は客受けするかどうかが収入のすべてです。細木氏はこのことが体に染みてわかっている人でした。

占い師をペテン師としてひとくくりにすることは簡単ですが、歴史上、占いから学問が進化した一面も無視できないので、私は人に迷惑かけなけ以上はご自由におやりくださいという立場です。そのため、占い師については偏見なしに見てみることをお勧めします。中には精神的に別の世界に行ってしまっているような方もいますので、話ができれば楽しい話が聞けます。細木氏はもちろん、そっちの、そんな人ではありませんでした。きわめて現実的かつ俗物的でした。

誰でも占い師やそういったものになれるかといえばそうではありません。誰でも名乗ることぐらいはできますが、それで生計を立てるには相当の演出能力が必要です。細木氏はこの点も天才的です。
夜の酔い客相手の自分の店で、ドラマのように客相手に徹底的に占いの実践を行いました。どういうことを言えば客はお金を喜んで支払うのかということを、生身の客相手に実践して、体で覚えこんで、ビジネスとして完成させた凄腕です。なお、細木氏は占い本の印税やほかの収入源もたくさんあった人なので、多少のことが起きても、お金は何とかなる人だったように感じます。

でたらめな占いの文言に脅しとハクを利かせるには、専門用語を巧みに織り交ぜる能力が必要です。小池百合子東京都知事は横文字を巧みに得織り交ぜて、自身の政策のでたらめぶりを巧妙に隠匿する天才ですが、細木氏は仏教や陽明学からも適当な用語を引っ張ってきてそれらしく見せる天才でした。私の知る限りサンスクリットや英語などはあまり引用しなかったので、本人は嫌いだったのかもしれません。

細木氏が編み出した技をかいつまんで分析しましょう。
占いを求める客が来たら、客の一番言ってほしい気休めははじめは言わないのがまず一手です。

そして、ドラマのように客に対してしかりつける場面を挟みます。叱られた客は、最近叱ってくれる人がいないので心にハッときます。ここがポイントです。細木氏は責めるのではなく叱るのです。叱ることで相手に動揺させ、私が悪うございましたという自責の念を引き出して、自分へのお布施に繋げます。要求したからお布施をしたのではなく、客が喜んで自分からお布施をしたというように持ち込むのが鉄則です。この手法は似非宗教家なども使います。

そのあとは常識的なこと話して、客が行っていないであろうことを取り上げ、たとえば、先祖供養をしろだとかもっともらしいことをいって、お礼を受け取ります。常識的で、普通の子供が幼少期から聞かされてきたであろうということを、占い師ポジションで解くのが鉄則です。初めに小難しい説法を行っても、カモネギの心には響かないからです。つまりお布施しようという気持ちになってくれないからです。ここをうまくこなせなければ、この商売は成り立ちません。そこらのうさん臭い坊主が、供養の時に漫画のワンピースの友情の話を持ち出したりして、カモネギの心に響かせようとするのとよく似ています。細木氏はそこらの似非坊主よりかはその能力ははるかに優れていました。この時にカモネギが差し出す大半のお金は、領収書がないお布施的なお金ですので、税務処理はおそらくまともにできない、されていないと思います。この点も水商売の実践で鍛えた細木氏だからうまく立ち回れたといえるでしょう。
私の推測ですが、細木氏はこのようなお金をスタッフなどにそのまま裸でばらまいていたのではと思います(海外でいうチップです)。この時の豪快な印象がぬぐえなくて、細木氏の周りに人が黙って寄ってきていたのではと推察しています。

世の中にはまじめに占いを勉強している人もいるので、その人たちから見れば細木数子氏は金に目がくらんだ詐欺師に見えるのだと思います。

今日からあんたはおもちゃだ

第4話で東京がオリンピックの熱気に包まれ店が繁盛するなか、細木数子は不動産業者を名乗る男、須藤の魅力に心を奪われサギられ、1億(現在価値で10億ぐらいかな)の負債を抱えこむ。そして杉本哲太演じるヤクザの滝口宗次郎に生かさず殺さず、細木氏にこう言い放ちます。「あんたはおもちゃだ。」それからは滝口に店の利益をピンハネされ細木氏自身が体をもて遊ばれる場面があります。

その場面は、戸田恵梨香が演じているのでそれなりに感情移入してしまいますが、これも噂によると、細木氏は自分がもて遊ばれるのを良しとせず、代わりにそれなりの女の子を斡旋していたという話があります。ヤクザの滝口が細木氏に手ごろな女性を斡旋させていたという筋書きにしておく方がリアリティがあるはずですが、ビビったんでしょうね。勇気ありませんよね。このころが細木氏が売春あっせん業に手を染めていたのではといわれている部分です。これも週刊誌の記事ぐらいしか情報がないので、本当のところはよくわかりません。

実際の細木数子の脳内の知識

私の知る限り、細木氏は自頭の良い人だったと思います。
一般の人は、大学ごときに入学するために甚大なエネルギーを浪費しますが、細木氏はそんな金にもならない場所で時間をつぶすぐらいなら、現場で働いてすぐに使える知識を身に着けようとする現実派です。この世代の人は、そのような考え方をする人が多かったようですが、その競争率がまだ低い時代であっても、細木氏のような人物は多く輩出されたわけではありません。

細木氏は自分のことを馬鹿だというような表現をせず、常に「私を誰だと思ってんのよ」というような、完璧な支配者ポジションをまず決め、相手を威圧して、自分のペースで物事を推し進める人間ですので、細木氏がカラスは白いといえば、その後の会話ではカラスは黒いとは誰も言い始めることができません。
細木氏がテレビの収録の際、ヤバいことをズケズケ発言して、収録に参加した客は存分に楽しめるのですが、とても放映できるものではありません。一昔前のガーシーの暴露以上のことを平気で発言していました。番組としては収録をボツにすることはせず、その部分を「ピー」を入れて面白おかしくして放送します。そこはいいとして、マジで困ったのが細木氏の知識がモロ間違っていて、さすがに放送できないようなことが何度もありました。
放送しないと、細木氏の機嫌を損ねてしまうということで、現場のスタッフ、その周りのの苦労は想像を絶します。
漢字の読み間違い程度なら、可愛くごまかした上で放送もできるのですが、子供でも反論できるような科学的なことを堂々と間違えてドヤ顔されても、さすがに一般放送は無理です。

その中で、細木氏がモロ間違えた知識を披露してしまって、それが放送されてしまった例を紹介しましょう。

2005年当時、有名コメディアンがMCしていた番組です。細木氏が料理を披露するという内容で、ふんだんに贅沢な食材を使いまくって家庭料理を作るといった内容です。
その中で、鶏の卵を使うのですが、その卵が特別なものを使いますとかで、「巷の鶏小屋なら24時間明かりをつけて、薬をたくさん注射して、1羽あたり1日2、3個産ませている」みたいなことを発言されました。これが引き金となって、全国で卵の売り上げが一時的に下がりました。普通に小学校の社会見学にでも参加したことがあれば、そもそもこの発言は無学さ丸出しの愚言だとすぐに判断できますが、細木氏はこれを堂々とドヤ顔で言ってしまうので、いったん放送した後の修正は困難を極めます。
番組として不適切だったと謝る程度ならすぐできますが、そんなことしても視聴者は「細木の謝罪はどうしたんだ」と非難するでしょう。そのため、細木氏に番組内で謝罪してもらわないと治まらないのですが、誰も言い出せません。
そこで考え出されたのが、細木氏に卵の売り上げが下がった鶏卵家を訪れて対話してもらい、細木氏の間違った発言を鶏卵家の納得というか和解した感じの場面をカメラに収めて放送するという方法です。
細木氏は鶏卵家から間違った発言部分を指摘されると、すぐさま遮り「私、卵大好きなのよ。ここの卵、全部私が買い占めるわよ」みたいな、ごまかしをうまくやってのけ切り抜けます。
これで、一応は落着したのですが、ここでも細木氏は並みの人物ではないことがよくわかります。ありえない待遇でしたね。

芸人であれば、自分が馬鹿だった、馬鹿の知ったかぶりをしてしまったと神妙に反省の場面をカメラに撮ればそれで終わるのですが、莫大な視聴率を稼ぎ出す細木数子にそんなことさせると、本人の機嫌を損ねるだけでなく番組の信頼度も爆下がりになります。テレビ局幹部がそのことをよく思うわけはありません。そのため、例の愚策で切り抜けたわけですが、実際には細木氏が謝罪したわけでもなければ、馬鹿さを認めたわけでもないので、解決になったのかどうかすらわからないのですが、これで治まりました。私の記憶では、その後の細木氏は少々発言を控え始めた感じがしました。

なお、全国の卵の売り上げが戻ったのは、さすがにあのような馬鹿な発言を真に受ける人はいなかった、よく考えたらあり得ないと判断できた人が普通に大多数になったからだと思います。

無学が過ぎる細木氏の神社の参拝の方法

細木氏が神社や寺になんの尊崇の念も抱いていないことが見て取れる有名なエピソードがあります。
細木氏は、テレビで神社の参拝の方法として、「音を立てないように拍手を打つのが正しいのです。音をたてると周りがびっくりするでしょう。女性は一拝のみで拍手を打たないのが正しいのです。」などと、何を学んでそんなことをドヤ顔で言うのかあきれたことがあります。
テレビでは、「女性は男性の横でちょこんとしている方が、見ている周りの人には美しく映るでしょう」みたいな恥ずかしいことを言っていました。つまりエンタメ、番組、芸能、視覚的にそれが見栄えがいいという意味の程度で、神社仏閣の作法の観点はフルで無視ということです。私はこの馬鹿さ加減にはコメントしません。もちろん、全国の神社からテレビ局に多数の苦情が寄せられたそうです。
なお、当時ご存命だった元新聞記者の三宅久之氏もこの発言にご立腹だったことを記憶しています。

墓石業者と繋がっていたのか?

ドラマ内では、細木氏が客に「先祖供養」をさせる場面があり、客は墓石業者から一千万円程する墓石を購入と思わせる内容になっています(エピソード4)。その際に墓石業者から細木氏は3割以上のバックマージンを得ているという噂がありました。これは、細木氏と墓石業者との間でそのような契約があるかどうかまでは分かりませんが、墓石業者の方は確実に支払っていると思います。このことは、臨終者が毎月多数出る病院が、葬儀屋と繋がっているのと同じです。表向きは金銭的なつながりはないということになっていますが、業者の方は何かの祝い事の際などにまとめてお礼をするのが一般的です。同様のことは政治家も政治家秘書もやります。

島倉千代子との過去

私は島倉千代子氏とのいきさつは、雑誌を通じて知るだけですので本当のところはわかりません。
ドラマでは島倉千代子が橋の下から飛び降りようとしていたところを細木氏が助けた仲良くなったなどの場面が演出されていました。
しかし、実はそうでなかったというドラマでのどんでん返しの部分もあり、このあたりは大方、ドラマとしてのフィクションなのではと思います。
細木氏が島倉千代子のギャラをピンハネしていた事実はあると思いますが、突き詰めればピンハネの額の問題でしかないので、島倉氏がそのあたりを話してくれない限り本当のところは分かりませんね。

ドラマではいくつかの可能性を含めて島倉千代子との過去が描かれていますが、間違いなく言えるのは細木氏の嗅覚実行力は常人離れしているということです。あの当時の島倉氏の借金をたとえ10分の1でも肩代わりするのはきつ過ぎます。確実に取り返せるという確証がない限りは、とてもできません。もし島倉氏が気変わりして自殺でもしたらどうするんでしょうか。歌の著作権でも押さえてたのでしょうかね。細木氏がどう判断したのかは、ドラマだけではわからないところも多いのですが、島倉氏をフル活用して細木氏の店の繁盛にもつなげたことは間違いないようです。

まとめ

ダラダラ書きましたが、お金をかけて作っているので面白いドラマです。戸田恵梨香に細木数子を演じてもらってよい結果になったのではと思います。晩年の細木数子の部分は、訴訟リスクを抱変えたまま、たとえNetflixであっても描き切れませんからね。

私は細木氏を金儲けの天才(の一人)として敬意をもって視聴しているので、それほど細木氏に対するイメージは悪くありません。世の中の多くの人がお金のために嫌々仕事をしているのに、細木氏は好きでやってるように思っていました。占い師という金儲け手段も、他の既存の金儲け占い師のコピーではなく、細木氏独自のブランド化とアレンジがふんだんに入っています。芸能界の権力者ともつながってブランド化に成功し、ベストセラー作家の異名までゲットするセンスはタダモノではありません。ただ、独特の手法は、相手によっては霊感商法と受け取られない部分もあるので、その部分はやり過ぎ感を感じますが、総じて便の立つ金銭欲の高い天才肌であることは間違いなく、もっと深い部分を描写していただきたかったと思う一人です。

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